カフェ・ヒラカワ店主軽薄 より 「退屈な未来」

東京という街は、
資本主義が行き着いた欲望の楽園で
ここから何か新しいものが始まる(=生産される)なんていう
期待は持たないほうがよいのである。
政治的にも文化的にも、
ただ消費されるだけの場所だからだ。

なんと見事な!ガルシア・ロルカの詩の一篇を思い浮かべた。

石原慎太郎氏は、
今回は自戒と反省、ソフト路線で選挙を戦って
勝利したが、彼の本質であった超国家主義者としての
面目もまた、この東京で消費され、
いまやただの夜郎自大で時代錯誤の老兵である。
左右のイデオロギーは、もはや消費されつくされて
倉庫の奥に捨て置かれた不良在庫でしかないのである。

今度の都知事選についてこれ以上付け加える事はない。

かれの中に、
行動力があるとか、分かりやすい、見栄えがする
なんていう指標しか見ずに投票する無党派
政治的無関心の若者たちが、
かれに投票するというのもまた、
消費化、都市化の必然だろうと思う。

今までよんだブログで最高のエントリーです。