東京都民の鈍感力

高岡は今から桜の満開を迎える。富山の名所松川べりは散り始めてるらしい。せいぜい20キロしか離れていない、しかも高岡より北に位置する富山市と、桜の咲く時期がこれだけ違うのは、都市化の差と思えるのだが。

今年の東京の桜開花が特に早いのは、高岡から見れば異様に見える。東京都民は気にしてないのだろうか、かんべえさんによれば大阪は桜が残っていると言う。

環境問題は都市問題だ。東京のスケールが或る一線、限度を超しちゃったんだ、ってこと、地方から見れば歴然なのにな。桜の開花が異様に早いってこと、誰か気味が悪いって思わないのかしら。

大都市に住むと季節に鈍感になっちゃうのは仕方のないことかも知れんな。渡辺先生「鈍感力」って本書いて、それを元総理が引用して、マスコミがもてはやすんだから。

浅野候補が言ってた事は至極まともだったぞ、仙台にいてすら東京の異様さは際立って見えたんだろうよ。その真っ当さを東京都民は感じられなかったらしい。鈍感・・・

石原知事はディーゼルエンジン犯人にして、全部押し付けて、それで解決策示したような顔してたが、そんな事じゃ問題解決しないと思う。

石原氏得意の手法、叩く対象特定して、みんなで叩く、そう、いじめっ子作ってクラスの団結保つやり方だ。日本的和を保つやり方。でも問題は先送りだ。

10年後3月下旬に桜満開、その下でホームレスの死体がころがっている、そんな風景が上野のお山や千鳥ヶ淵で当たり前にみられる、ってことになってもしらねーぞー。