20世紀の清算選挙

夕張市では会社社長と羽柴秀吉が当選を争い、つまりは会社経営の手法で市を再生させる事に市民は同意した。

高知県東洋町では、元核マル活動家が、核廃棄物処理場誘致反対一本で当選した。市民は革命的マルクス主義で市を再建する道を選んだ。

国は当ては出来ない、と選挙民は思ったんだろう。安倍総理サァ、ちゃんと分ってる?お得意の鈍感力発揮したもダメよ。サミットを持ってっても、北海道は再建出来やしないんって。リゾート法で道内かチャカチャにしといてからに。

沖縄?沖縄の人何考えてるんんかよくわからん。日米関係が難しい時に4児の母親42歳のオバさんが「台所から政治を」って叫んで当選するんだもん。現実から無理やり目をそらすダチョウ状隊になったか。

島尻安伊子さんての、経歴見たら仙台出身・上智大卒・元証券会社勤務の、バリバリ時代に乗ってた、みたいな人じゃん。1965年前後の生まれ、新人類オタク世代の人って、現実に深くコミットする事ってないんだけどな。いつもあらぬ方を眺めてヨソ事に熱中いている印象がある。

それにしても大学卒業時(1987年か?)はバブルの真っ盛り、そんな時に証券会社に就職した、ってことは、あんまり先のこと見える人とは思えないけど。

どんないきさつでその後沖縄行ったんか知らんがな、バブルの夢破れて沖縄に心の癒し求めた人ってマスコミ関係者に沢山いたよな。

民主党員で自民党から当選ね、まぁ日本テレビ「世相講談」で竹村健一の隣に座っていた小池百合子が、政党めぐりの果てに自民党で大臣までやるお国柄だから、何でもありなんだろうけど。

会社社長・ニセ秀吉・核マル・証券会社勤務女性キャリア・・・ハハハ、なんか泣けてくるくらいベタだな。

テレビと20世紀引きずったままどう清算していいか分からずに、堂々巡りをして途方にくれてる日本そのままの選挙だったように思う。